knock on wood

日々の記録帳

三連休は、時間を気にすることなく読書のできた素晴らしい三日間。寝すぎることもなく、食べ過ぎることもなく。地味だけどのんびりと、用事も片付けて、でもあまりに地味だったということに不満が残る連休でした。
読書は、一個前に記録した、「優しいおとな」と「ゴールデンスランバー」の二冊を読了。二冊とも全く情報なしの状態で読み始めたので、ページをめくり始めたころに予想した内容とまったく違うものだった。「優しいおとな」の方は、私が勝手に作者に期待しすぎてしまうせいか、あれ?こんなもん?という印象と、あとこれまでの作者の作品から感じていたリアル感が無さ過ぎて(登場人物との共通項が無さ過ぎてかな?)少し違和感。「東京島」の時も思ったけど、最後の方すごく急いでるように思えるな。
ゴールデンスランバー」は、人気小説という情報のみで読み始めた。さわやかな青春小説?くらいに思っていたから意外な展開。途中、映画化されたことを思い出しキャストを調べちゃって失敗。俳優さんたちの名前を見た後は、樋口晴子が苦手な人になってしまった。というか、男性作家の書く、さっぱりとした、けれど実はとても優しいイイ女というのは、どうしてこういう口調なんだろうかね。不満不満ヴーヴー!男に媚びず、男からの好意に鈍感で、ごめん、でも大事に思ってるとか言えちゃいそうな人。んなわけねえだろがい!って思うわ。ん、これは、この感想はキャストを見なくても果たして同じだったのかしら??竹内結子のイメージで読んじゃったからかね?作品は、面白かったけど、でも胸に迫ってくるものはなく、読み終わって震えることもなく、パタっと本を閉じて終わりにできるくらいの面白さ。なんて書くと、そんなでもないのでは?と思われそうだけど、読み応えもあるし、かなり面白い小説だと思う。読みやすいしね(重要!!)。終盤、主人公が追い詰められたシーンでの、泣いてしまいそうになる心をぐっと堪える。ここで泣いてしまえば、これまで自分を突き動かしてきた怒りや悔しさという気持ちが涙と一緒に流れて消えてしまう。もうどうでもよくなってしまう。という趣旨の気持ちを吐露する場面は、ものすごく共感したな。「泣かずに頑張る」って一理あるなと思った。ここを読んだだけでも収穫な一冊でした。でも晴子苦手。

あと、ヤフオクで香水の試し買いしてみて、名前買いでdiorの「リメンバーミー」ってのを買ったら大好きになった!でも、この香り2000年の限定販売だったみたいで、軒並み高値で取引されてるんだ。ほしいな。似た香りで、ビューティフルシアーというのがあると聞いて、それも興味あるな。香りって、どんなに人気のものでも駄目なものは駄目だよね。人の香りで頭痛くなることあるし。逆に自分で使うのは駄目でも人がつけていると、とっても素敵に思えたり。いろいろ香りを試してみて、自分は甘い香りに憧れはあるけど実際には似合わないし、香り的(嗅覚的?)にも好みじゃないって思う。