knock on wood

日々の記録帳

毎日本当に暑い。
こんなに暑いなんて、自分はおかしいのかな?と思うくらい暑さにまいっています。外国出張帰りの人の日記で「なんだ日本のこの暑さ!」と書いてあったのを読んで、少し安心してみたり。私だけじゃないんだね。この暑さおかしいよ。じっと布団に横になっていても、どんどん熱がこもってくるのがわかる。本当に暑い。…太ったせいもあるんだろう。しかし暑い。蒸し暑い。ジュワー。


読書の方は、東野圭吾の「手紙」を読了。
なんだろう?少し古い感じがした。読んでいてもそれが気になって、途中で何年に出た本だろう?と思いつつ最後のページをめくること数回。だって、登場人物が10代、20代にはどうしても思えなかったんだもん。おじさんばっかり想像しちゃって、それが少し困った。
兄弟が殺人犯(服役中)などの設定からして、共感しているつもりはないのに、自分の人生を見つめなおしてしまう一冊だった。主人公(弟)の高校卒業→大学進学、就職、結婚、と人生の節目が訪れるごとに、自分のときはどうだったのか?と、ふと思考が本から離れた。そして反省。私はいつも、めんどくさいことから避けて生きてきたことを、しみじみ思い出した。例えば、Aという学校に進学したいのに、努力をするのが嫌で、Bという学校でいいやというような感じで、さも自分はBで納得しているというような顔をしていたのです。本当に望むべき結果が欲しければ、相応の努力をしなければならないんだねぇ。
でも、この弟が「兄(という存在)がいつもいつも自分の行く手の邪魔をする」「こいつ(兄)さえいなければ」と思ってしまうところは、そうだよね、そうだよね、と思った。本当は愛するべき家族なのに、そんな風に思ってしまう自分のことも嫌っていうのかな、その気持ちはすごくわかった。でもさ、そうそう上手くはいかないっていうか、嫌いとか言っても本当は好きとか、その程度じゃない嫌いってあるよ家族でも。兄弟って特になのかな?(姉妹とかもかな)なかにし礼さんのお兄さんに対する、お願いだから死んでくれっていうのも、うなずいたし。もう解放してくれ!って気持ちになってしまうんだよね。胸に秘めておくには少し苦しい業火だね。