knock on wood

日々の記録帳

お金がなくて時間があるので読書ばかり。
「万寿子さんの庭」を読了。
途中で止まることもなく、読み返す箇所もなく、たんたんと読み続けて短時間で読み終わった本。老女と若い女性の友情物語ではあるが、後半、老女の痴呆が進み介護という問題が出てくるあたりは少しせつない。けれど、出会いから別れまで約1年の物語で介護はその1年の後半のわずかな日々にしか過ぎない。読んでいる時は気づかなかったけど、それって稀なケースじゃないかと思う。結構な人たちが長期間の介護で疲れ果てているのが現状ではないでしょうか。
あと、やはり最後、登場人物たちがそれぞれ新しい場所で新しいスタートを切るシーンは、自分が今求職中(&休職中)のせいか、「そんな簡単にいくかぁ?」などと、突っつきたくなった。