knock on wood

日々の記録帳

風邪は多少良くなったものの、まだまだ自分の体じゃないみたいな感覚が続いている。風邪をひくたびに思うけど、『治った!すっきり!』って思える瞬間ってあんまりないよね。なんとなく気がつけば普通に戻っているような感じで風邪が抜けていく、じゃない?

先週末、金曜夜から東京の実家に帰ってました。お正月ぶりなのでまるまる一ヶ月は経っていないけど、すごく久しぶり。地元の駅に降りるのだって一ヶ月ぶり。なのに不思議なことに、駅を降りて家までの道を歩き出すとまるで昨日も一昨日も、それこそ水戸になんて行ってないような気持ちで歩いてしまう。ずっと暮らしている町ってそういうものなのかな。
母と会うのも久しぶり。そんなに頻繁に電話もしないほうだけど、年齢的なことや体調のこと、いろいろ心配はあって顔を見るとやっぱり安心した。去年と今年、家族のもとを離れて水戸に行くことは正直「だいじょうぶかな?」という迷いがあってそれは、自分への不安もあれば、母に対する不安もあって、それでも選んでよかったと今は思う。私は母の面倒(世話?)を見るのだろうなと思っていたし、母も私を必要としていると思っていた。できることならそうしたいとも思っていた。でも反面、人間なんて何が起こるかわからないし、私は自分が何かやりたい、動きたいと思った時に母を理由にあきらめることをしたくない、母も自分を理由に私が何かをあきらめることを望んでいないと思っていた。動くことになる理由は、今回のように仕事かもしれないし、恋かもしれないし、単純に一人で暮らしたいという理由かもしれない。そういう理由が出てきたら私は家を出ようと思っていたんだよね。母にもそう言ってたし。言葉で言ってきて、頭ではわかっていたけど、今回はじめて具体的に動いてみて、こういうことなんだなってわかってとてもよかったと思う。例えば今、母が具合が悪くなって倒れたとしても私はすぐに駆けつけられない。けど、それは一緒に暮らしていたって駆けつけられないこともあるでしょう?いくら一緒に住んでいても、自宅の近くで働いてとしても、求めだしたらキリがない。それが身をもってわかったというか、覚悟ができたんだよね。いずれ母親はいなくなることも含めて、自分で受け止めなくちゃいけないんだってことを少しだけ覚悟ができた。それだけでも水戸での勤務は自分にとって収穫だと思う……ようにしているよ(笑)

しかし実家での二日間はほとんど風邪で寝てました。エアコンの掃除だけでもしてあげられてよかったです。
そして今はまた水戸のマンション。薬飲んで早く寝ます。