knock on wood

日々の記録帳

禁煙150日目。もはや数字に意味を感じない。良いことだけど、今年の不調の原因が全て禁煙という行為にあるように感じて少し憎い。

最近、休息を取るようにしているせいか、時間だけでなく気持ちにも少し余裕があるようで、料理なども前よりはしています。なんて言ってももともとめんどくさがりやなので、鍋がいくつもいるとか、油だらけになるようなものを作り出すとイライラしてしまいます。パスタのように、茹で上がりザッとソースとあわせたらすぐに食べないと駄目!みたいな勢い勝負みたいなのも、できれば家庭では遠慮したい。何もかもが一斉にというのではなく、ある程度順序立てて作れる献立がやはり家庭料理だと思うのです。そういう意味ではピザや、てんぷらとかもお店で食べたほうが美味しい。(もちろん家庭の味も捨てがたい)

今日も図書館通い。銀色夏生さんは人の日記で「この人ちょっと……」という否定的なコメントを読んで興味を持ちました。われながら嫌な性格だ。ひととおり読んでみたけど、確かに……というかんじ。愚痴や悪口、汚い言葉というものは聞いている人間からエネルギーを奪うのだと実感。私も気をつけよう。桐野夏生さんの本ははじめて。ちょっと目について借りてみました。短編がいくつか入っているのかと思ったら、連作でした。というより、一話目の表題作以外は、それの続編、外伝という感じがした。表題作は、『義父→ミロ(ヒロイン)←恋人(主人公)』という、かなり好みの三角関係だったのでわくわくして読んだけど、主人公視点だし、主人公(男)の物語だったので少しがっくり。他三篇はやっとミロの話になるものの、既に成長してしまっているし、当時の関係(義父とのことや、それを含めた三角関係)に触れる箇所もなかった。けれど物語はとても面白くて、前日に読んだ「幸せな嘘」と差を感じてしまう。