knock on wood

日々の記録帳

はちくろ

遅ればせながら映画版の「ハチミツとクローバー」をレンタルしてみた。してみただけで、まだ見ていない。まだ見るかどうかわからない(こういうお金の使い方は不経済ですね)この映画のコピーは『人が恋に落ちる瞬間を初めて見た』だった……か、もしくは似たような言い回しだったと思うのですが、人が恋に落ちる瞬間を私は見たことがありません。こういうのってたいていは、後から思えばあの時!ということが多いと思う。自分が恋したことも後から「そういえばあの時嬉しかったよな」なんて思い出して、それならば、あの時はすでに好きだったのかもしれないとか、そんな感じで思ったりね。とか言って私は一目ぼれ率高いからあてにならないなー。
ハチクロは、原作もアニメもすごく人気で、この映画もやっぱり人気で、「胸がキューンとなる」って話をよく聞きます。映画の予告や、原作最終回の独白(?・失った恋に意味があるとかなんとかってやつ)から、私も十代の頃や、はたちの頃、それからもっと先の恋愛を思い出した。でも、私の中で一番「あの時はキラキラしていた。もう戻れないけど、本当に大切な時間だったんだ」と思う時間は、実はそんなに古い話ではなく、つい2〜3年くらい前のことです。その頃は、後の自分がこんな風に思うだなんて考えてもみなかった。当時だって辛いこともあったし、嫌な日もいっぱいあった。でも今はそれら全部をひっくるめて愛しい日々に思えるのです。と同時にそれは悲しみの塊にもなっているような気がします。で、結局何が言いたいのかというと、現代の若者はこの映画を観て「まさに今俺たちは最高の時の中にいる」的なことを実感できるのでしょうか?という疑問が浮かんできたのです。社会人は学生時代を思い出すかもしれないけど、大学生は?高校生は?って考えると、多分みんな『今』を意識するのではなくて、大学生は高校時代、高校生は中学時代とか、今よりも前の時間を想うのでは?もし当時の私がこの映画を見たとしても、当時の私の中のキラキラした時代を思うだけで『今』がそういう時に変わるとは思わないのだろうなー……ということなんです。つーか、そんなことを考えながら、レンタルショップの帰り道を歩いていました。もしかしたら5年後、10年後くらいの自分が最近の自分のことを「あのころは、クヨクヨしてばっかで、それでも頑張ってたよな」とか、そんな風に、ちょっと可愛いじゃん私!と思うのかもしれないな、とも思いました。

ところで私はこのページ(日記)を、三人の友人にしか教えていません。とはいえ、誰にでも閲覧できる環境なので誰が見てるかわからないのだけど、自分からURLを教えたのは三人のみです。内緒とかそういう風には思っていないけど。あー、でも男性には教えないかな。なんとなくだけど。
ちなみに、その三人っていうのは、Nさんと、Nさんと、Rさんで、↑で書いたハチクロ映画は、ヒミツの花園ファンであるNさんの影響です。Nさんが二人いてややこしいんだけど(でも二文字目まで書いても二人ともNAさんなんだよ)どちらのNさんも、「ねえ、お金大丈夫?」なんて、すんごい大きなお世話をやきたくなるくらい、いろんなもの……DVDとかゲームとか持ってて、羨ましい限り。で、Rさんはどうかというと、最近はゲームや本より「毛糸代すごいんじゃないの?」と、やはり大きなお世話を焼いています(心の中で)、他人様の財布の心配をしている私の財布はどうなのかというと、ゲームもDVDもそんなに買っていないのに、ましてや今年は編み物もしていないのに、いつも中身少な目です。私の場合は、多分あれだ。会食代(?)誰かと外食したり、でもってアルコール飲むから値段がはる。あとすぐタクシー乗るからだ。かと思えば、運動不足を気にしてウォーキングしてみたりするから、本末転倒だ。