knock on wood

日々の記録帳

最近見た映画(DVD)でよかったのは、「歩いても歩いても」。取り立てて事件は起こらない系(っていうの?)長男を亡くした一家の夏の一日の出来事を描いているだけ。感動とかもないし、自分と共感できる部分も特に多くない。じゃあ何がいいの?と聞かれると少し困るけど、あえていえば息を吐ききれずにいるようなもどかしさがいい。なんのこっちゃ?だよね。きっと私が「良さがよくわからない」と思っている『かもめ食堂』を好きな人の気持ちってこんな感じなのかなあ?でも多分『かもめ食堂』が私にとって駄目なんじゃなくて、監督と合わないんだろうなって最近思う。
あと、大好きな矢口監督の「ハッピーフライト」は、DVDで見たのは初めて。映画館で一回観たっきりだった。この人の映画ほんと好き。こういう題材も好きだな。全員主役って感じの。三谷幸喜の「有頂天ホテル」もそうだけど、この映画でいえば、旅行者が飛行機に乗ってハワイに行くという行為が無事に済むまでに、様々な場所で様々な人が関わっているということが描かれているのが好き。わたしは、今の自分に与えられた場所でもがきながらも懸命に前を見ようとする人たちがかなり好きなんだなって思ったよ。明日はまた嫌だなと思う仕事かもしれない、でも今こうして無事に任務を終えたんだもん万歳してもいいんじゃないの?みたいなノリが好き。

明日は「プラダを着た悪魔」を観ます(観ながら踏み台踏みます)

歩いても歩いても [DVD]

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ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]

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