knock on wood

日々の記録帳

嫌いになる瞬間

人に対して嫌悪感を抱く瞬間には私なりのポイントがあると思う。それを、明確に説明できないのだけど。
以前、宮沢りえさんがとても好きな時期がありました。綺麗だな、かわいいな、憧れちゃうな〜って、ぽわーんとしながらグラビア目当てで男性週刊誌を買うくらい好きだったのですが、ある日宮沢さんが女性誌のインタビューで、「自分は制服をそのままの形で着ていた。周囲の子たちは皆、指定以外のリボンを結んでいたり、スカートの丈を超ミニにしていたけど、自分は何の改造もせずに普通に着ていた。自分は、制服というものはシンプルに着るのが一番可愛いと思っていた」とコメントされていた。これを読んだ瞬間に引いたね。あー……ふーん、そ、そうなんだ〜って。なんだろね、あんなに可愛いと思っていた顔が醜く見えたよ。このコメントを本人が言ったかどうかも怪しいところだけど、私は一読者、宮沢さんの発言として読んだわけですよ。で、大多数の読者は、宮沢さんの発言だと思って読むだろうと思われる構成だったわけですよ。で、よくわからないのは、宮沢さんはこのコメントで何を訴えたかったのかということ。それはわからないんですが、私は単純に「そう思うなら教えてやりゃあいいじぇねえかよ!」と思いましたよ。なんかな。制服の着方どうこでなくて、結局、自分が可愛いって言いたいんだろ?と、そこに結びついたのです。そう言って欲しいんだろ?いつでも言われてるのに、まだ言われたいか?くらい思ったです。
時々、身近な人のちょっと嫌なとこ見ちゃったという場面に遭遇する時があるのですが、たいていは、この宮沢さんへの気持ちと似たような気持ちになります。
安達ゆみさんが、学校で自分ひとりだけルーズソックスを履いていなかったとコメントされたのを聞いた時は何も思わなかったのになぁ。