knock on wood

日々の記録帳

英二さんお久しぶりです

『容疑者室井慎次』完全fileさて、今日は「容疑者室井慎次」を見てきました。感想は……思ったよりも面白かったし、思ったほど面白くなかったです。一つの殺人事件に、警察庁・警視庁・警察官・弁護士……それに湾岸署の面々(直接の出演はない)や同僚達、恋や愛、正義や勇気といった、様々なことが絡み合って物語りは進んでいくのですが、そのどれ一つとっても大きな山場が無く盛り上がりにかけていたように思います。そして、それが結局どういうことだったのかという種明かし的部分がなかった点が、この映画を手放しで「面白かったー」と言えない最大の理由に思います。細かく見ていけば良いところがたくさんあるのに残念です。個人的には、もっと新宿という町と、新宿北署を中心に描いてほしかった、というか、哀川翔さんがもっと見たかった!そして、真矢みきさんと筧利夫さんが、いつになく素敵でした。今度は新城さんの映画が見てみたい……というか、この「容疑者室井慎次」も新城視点で見ていくのが一番面白いかもしれないなぁ。それにしても、哀川翔さんは、いつでもどこでも哀川翔さんだ!昔、ダウンタウンの松本さんが真似した『英二さんお久しぶりです』を思い出してしまい、笑いたくて仕方なかったです。私は、踊るシリーズはどれも見終わった後に「せつないなぁ……」となんだかやるせないような思いに駆られるんですが、この室井さんのはとりわけ「せつないなぁ……」と思わずにはいられませんでした。劇場でも結構泣いたけど、家だったら声出して泣いてしまったと思います。結論として「哀川翔さん、真矢みきさん、筧利夫さんがとってもよかった!」でしょうか。