knock on wood

日々の記録帳

読書録

最近読んだ本。

私の読書のきっかけのほとんどが、友人のWEBサイトの本の感想から興味を持ったもの。あとは美容室で読んだ雑誌の書評ページ。残念だけど、最近はこのふたつ以外から触発されることが、ほぼない。そんな2月の読書など。

ダントツで面白かったのは、ガラスの殺意。読み終わって思ったのは、これ映画にしてほしい!ということ。そして、これは今、土曜夜に放送されている「絶対正義」というドラマの作者の作品と知り、なんか納得。この方の他の作品も読んでみたい。

ふたりぐらし、は想像していた悲しさはなく、知りもしないくせに、地方都市の生活がリアルだなぁ、などと思ってしまった。親との関係、夫婦関係、そして、人間ひとりひとりの生活って割り切れない気持ちの積み重ねだよね。これも映像で見てみたいな。

完璧じゃない、あたしたち。これは好みが分かれると思うけど、私は割と好き。作者の主張がブレてない感じが良い。話の内容は辛く重いテーマもあるんだけど不思議と絶望感がなく、未来は明るい!と思える話が多かった。短編集だけど、特に好きだったのは親友が人魚になってしまう女の子の話。すぐ近くにはいない。話すこともできない。でも、気持ちは通い合っている。そんな関係悪くない。


そして、神さまを待っているですが、これは私が期待し過ぎた。でも、後半からラストのご都合主義はちょっと誰か偉い人から指示されたの?と思ったよ。生活保護申請のくだりとか盛大なブーメランじゃん。ちょっとガッカリでした。


ガラスの殺意

ガラスの殺意

ふたりぐらし

ふたりぐらし

完璧じゃない、あたしたち

完璧じゃない、あたしたち

神さまを待っている

神さまを待っている