knock on wood

日々の記録帳

職場での話。

何度か書いているけど、今の私の仕事は新しい業務の立ち上げです。今でこそ20数名でわいわいと作業をしていますが、無事に一次立ち上げが終わり、新規採用の人たちの研修が終わり次第、いくつかのチームに分かれることが決まっています。そのチームのメンバーも既に発表されており、それなりに意識しつつ、今は目の前のことをやっているという感じ。
ほぼ初対面の人間が集まり、人の相性よりもスキル等を主にチーム分けされるわけだから、「この人とはちょっとな」と思ってしまう人の一人や二人いて普通で、私も正直あまり話をしたくない人と同じチームで先を考えると不安だなと思ってます。それでも仕事だからな、と口には出さずに日々過ごしていたのですが、ランチ時に自然とチームの話になり、どうもバランスが悪いからチーム編成をやりなおすらしいという話になりました。
その時は6人ほどで食事をしていたのですが、私の隣の女子から「よかった〜!」という声がして、みな一斉に「え、なんで?なんで?」という雰囲気になりました。私は彼女から何度か話を聞いていたので、よかった〜!と、喜ぶ理由を知っています。彼女のチームは、彼女以外の人がみな消極的(に見えるだけかもだけど)で、中でもOさんという男性は、とびっきりの心配性で、彼の言うことを聞いているとこっちまで胃が痛くなるような人がいるからです。(彼女は常々そのOさんと同じチームだということを不安に思っていると私に話してました)そんなわけで、今回のチーム編成のやり直しというのは、彼女にとって吉報だったわけです。
ここまでは分かります。みんなの前でここまで喜んでしまうのはどうかと思わなくもないけど、心情的には十分理解できます。だって実際に彼女は不安に思っていたわけで、私は逆に「お気の毒かも」くらいに思っていたのだから、気持ちは同じというわけで理解できたんです。「なんで?なんで?」と聞いてきた人たちに、さらっと説明したところ、皆思い当たることがあるようで「ああ、そうだよねぇ」と、頷きながら、確かに気弱そうだもんねぇ等と、何故か難しい顔で呟いたりしていました。ここまではよかったんだよね。人の噂話はよくないかもしれないけど、私としては、ここまでなら「職場の仲間でランチしたら出る話題」の範疇だったので、黙って聞いてました。けど、この後に、Wさんという方が言った言葉は私はちょっと受け入れられなかったんだよね。
それはね、気弱なOさんは女の子に告白とかできるのだろうか?とかキスとか、その後のこととか……を、『「ぼ、ぼく……」とか言っちゃったりして!』と、すごく嬉しそうに話してくるWさんを私の心は遮断してしまいました。「それはちょっと話が違うんじゃないですか?」と私は言い、他の女子たちは無言で少し困った顔してたりと、Wさんの話に食い付く人はいなかったけど、ちょっとこれはないと思ったよ。本気でそんなこと思ってるの?って聞きたくなった。失礼だよ。すごく失礼だよ。と、一気にプンプンしてしまい、その後Wさんに話しかけられると、気付かぬうちに棘のある返答をしてしまいました。そんな私をWさんは不思議そうに見ていたけど、私の中でWさんの印象がひどく悪くなってしまった。
悪い人じゃない、でも、『……だったりして!?』と言った時のWさんの表情を私は忘れられない。告白できなかったら何だというの?Wさんには何も影響ないじゃない。
はあ、イライラするよー!と、この日は夜までずっと気分が悪かったのですが、人間って不思議だね、翌日はそんなでもなかったです(笑)なので、今さら書いてもなぁ〜と思いつつ記録してみた。