knock on wood

日々の記録帳

前回の日記に書いた「大阪ハムレット」ですが、すごくよかったです!登場人物たちの人生に対する姿勢がすごく好きでした。せつないって書いたけど、そんな言葉じゃ足りないし、かと言って悲観的な言葉が似合うわけでもなくて。言葉のニュアンスとか細かい部分が違ったら悪いけど、『しんどいなぁ』『せやな』とか、『でも、しゃあないな』とか、あー上手く言えないけど、号泣でした。一巻、二巻と読み進めて(しょっぱなから既に泣いてるのですが)かなり感情が昂ぶっていたのだと思うけど、二巻の四話目の扉のイラストを見た瞬間に自分でも驚くほど泣いてしまいました。声をあげてしまった。扉絵は全てアルバムの写真の形式になっているのだけど、この話の扉絵と似たような写真(父と兄と私)を私も持っているから余計なのだと思う。
それから、「自虐の詩」っぽいとも書きましたが、話の内容はともかくとして、コマ割り(?)とか物語の進み方は、あれです、あの、高野文子先生の世界と似ていました。