knock on wood

日々の記録帳

GOGOGW

GWも明日で終わりです。ああ嫌だなぁ。
今年のGWは、前半は衣類の整理、後半は3日が即売会、その後友人と食事&お喋り、4日が朝少し遅めに起きて午後から少し職場へ行って、夜は前日に買った本の読書。今日5日は映画と食事、で、明日は特に何をするでもなくのんびり過ごす予定。
3日は、いろいろ考えることの多いイベントでした。
これまで同人誌とか自分の書くものに対して、「私なんて(私の書くものなんて)」という考えは持たないようにしようと思っていました。また、一人でも読んでくれる人がいるならば、それは需要があるということだと思っていました。同人を好きだからやるというのは基本だけれど、私はできることならば、読んでくれた人に何かを残したいと思っていたので、他人の目もそれなりに気にしてきたと思うのです。それが今回のスパコミ直前は、全て逆の考えを持ってました。仕事や普段の生活も慌ただしく、確かにパソコンに向かう時間もなかったのだけど、「まあいいか」「別に新刊とか出すわけじゃないしな」「そもそも宣伝もしてないし、サーチも登録してないし」等々と思い、極めつけは「別に私の(サークル)のことなんて気にする人いないっしょ」と思い、コピー本はたったの10部、在庫があった本のことも告知せず、最後の最後までサイトに情報も載せずにイベントに出かけ、当たり前のように早い時間に売り切ったわけですが、よかったとホっとしたのは売り切れた瞬間だけでした。
その後の「もう売り切れですか」の声が本当に辛くて、申し訳なくて、こんないい加減なことしちゃいけないな、こんなだったらかえって欠席したほうがマシだな、いくらサーチに登録してないと言ったって、サークルカット書いたの自分じゃんか!と、スペースに座っている間中ずっと考えていました。特に「本当に本当に一冊もないんですか?」と言った方の顔が今でも忘れられないです。なんかもっと、いろいろ頑張ろう。そうでないと自分を嫌いになりそうだ……というか、どうでもよくなりそうだ。

でも3日は嬉しいことも一つ。
横浜で一緒に遊んでくれる皆さんにはお馴染みの、元アンジェサイト(現在閉鎖準備中)のサイトオーナーKさんと食事やお喋りをしていて、ようやっと言いたいことを2つ本人に言うことができました。一つは、「しえちゃんにあげるよ」と言ってくれた創作の教えてくれたURLに該当ファイルが存在しないこと。「あれ?あれ?」と思いながら何度も『http……』って打ってみたんだけど、どうしても読むことができなくて、また会った時に聞けばいいやと思っているうちに半年以上経ってしまっていたのです。それを今回言うことができて、ファイルの場所も教えてもらったので今度こそ読むことができそう。嬉しい。そして、彼女の創作を個人的に本にして読みたいよーと訴えたら「別にいいけど」的な返事だったのも嬉しかった。つーか、つーか、早くしないとファイルが消失してしまいそうで怖い。パソコンが駄目になる前に全部私とかNNちゃんとかに送ってくれることを希望します。多分、誰にでも「この人の作品は私の心の宝物」という創作があり、それを書いてくれた人のことを、書いてくれたということだけで、読む機会を与えてくれたということだけで感謝してもしきれない女神のように思うことがあると思う。本人からすれば「何で?」と思うかもしれないけど、心が動くんだから仕方がないのです。不思議だけれど、どんなに似ている話でも他の誰かのものでは同じ気持ちにならない。もしかしたら他の人の小説の方が上手な時もあるかもしれないけど、語りかけてきてはくれない。私も誰かの心を動かせるような話を書けるようになりたいものです。