knock on wood

日々の記録帳

今日、観てきたお芝居は、劇団SETの「昭和クエスト」です。

劇場で座席につこうと思ったら、既に座ってる人がいました。
4人組み(ご家族っぽい)で座っており、どうしたものかと思いつつ、「すみません、席を確認させていただいていいですか?」とチケットを見せたら、4人が慌て出して、でも誰ひとりとしてすぐにチケットが出てこないみたいで、ごそごそやった挙句ひとつずつ座席をずれてくれたんだけど、何か一言くらい言ってくれてもいいと思う。
座ってるところを移動させるこっちだって、あまり気分がいいもんじゃないんだけども、一応「ありがとうございます」って言って座りました。少しして四人組のお母さんのチケットが出てきて、「あ、やっぱ間違ってた」とか小さな声が聞こえたけど、なんだかなぁ。

こういうこと前にも何度かあって、堀内賢雄さん(ジェシーおいたんね)と、小杉十郎太さん(ディラン・マッケイだぜ)のトークライブ行った時なんかは、成田剣のうちわを持った5人組に声をかけたんだぜ!一応、同士のはずなのにさ、すんごい睨まれたよ。
「ごめんなさいね(←移動させて)ありがとう」って言ったけど、シカトされた。睨まれたあげくにシカトかよ。しかも!ひとりため息ついた奴さえいたんだよー。思い出したらイラっときた。
ああ、私の声が平田広明さん(サンジ)だったら、最白3の女装コス話の時のメルローズ風で「ああ?もういっぺん言ってみろ。俺の目ぇ見て言ってみろ」って言うのに。(指定が細かすぎる!)

そんでね、そんでね、また今日の話に戻るけど、やれやれと席についてしばらくしたら、ちょうど目の前で「席が」とか「チケット見せて」とか聞こえてきて、どうなるのかな?と見てたら、やっぱり先に座ってた人が間違えてました。
でね、その人たちも謝らないの。てか無言なの。どういうこと?私、こういうの不思議でならないよ。もちろん、わざとじゃないし、勘違いなんて誰にでもあることなんだから謝るほどのことじゃないってのはわかっているけど、なんつーの?ほら、失礼しました!とか、いえいえこちらこそ!とか、あってもいいのではないかと思うわけです。


ちなみに、お芝居のあらすじは以下。シンプルシンプルなコメディーです。

見るもの触れるものの全てが新鮮だった60年代。まだまだ貧しい人々が多い中、世間は高度成長期に入り、若者たちは常に先端を求め、未来は輝かしいはずだという確信を持っていた時代。進化こそ正義だと思っていた頃。一方、現代……格差社会、少年犯罪、コミュニケーション能力の退廃などなど、とうてい未来に夢を託せなくなってしまっている……そんな時代を生きる今の若者に60年代の良い部分をゲームで体験させるが、そのゲームには製作者が故意に残したバグがあり……

というような内容で、アクションミュージカルコメディーらしく音楽ももりだくさんで、ラストはまるで、祭りが最高潮に達するかのようなエンディング。てゆか、SETらしい終わり方なんだけど、私はこういうのが好きなので満足でした。そもそも、この劇団の本公演は内容どうこうよりも、三宅さんとか小倉さんの世界が好きな人のためにあるようなもので、私もその一人なわけです。芝居の中で必ずこの二人のかけあいの場面があるのが楽しみのひとつです。もうひとつの楽しみは、最近だと楽器!今回も三宅さんたちが最後にギターをひいていて「おお!」と思いました。でも、それよりずっと面白かったのが、芝居の前半での二人のかけあい最中での、エアギターならぬ口ギター。「てけてけてけ」とか口で言うのが面白くてなぁ!

今回の芝居では、ビートルズベンチャーズの曲がポイントになっていたんだけど、実際その時代を経験していない私でも、こみあげる思いがありました。


さー明日は会社の引越しです!