knock on wood

日々の記録帳

コンフィダント

二回目のコンフィダント・絆
ちょっと体調悪かったのに無理してしまった感がある。(←自分のことです)今日のは気持ち的に不安定とかいうのではなくて、単純に寝不足と風邪。なので、起きた時に「え!今日お芝居行くのに!」と、とてもショックでした。楽しめるかなぁ?と不安に思いつつも、まあまあ近くの劇場なので行ってきました。
千秋楽前の最後の平日のせいか、今日はものすごく芸能人、著名人が多かった。パルコ劇場に著名人が座っているのは普通のことだと聞いているけど、私は少し嫌でした。観やすい席ということでちょうど中間くらいの席に座るのかもしれないけど(今日なんてG列中央は一列全部芸能人だった)悪いけど最前列に座ってくださらないかな。特に今日のようにずらーっと並ばれると、劇場内の雰囲気が変わってしまって、みんな劇を観に来ているはずなのに、G列ばかり見てる感じ。なんか嫌な空気。
そんな気分で観たせいか、前回ほどは集中できずに残念でした。
でも役者さんたちは前回よりもずっとテンションが高い感じで、怖いくらいだった。前回観た時は、ファンということもあって生瀬さんばかり観ていて、生瀬さんの狂気じみた、残酷な要求(甘え?)具合に翻弄されていたのだけど、今日は相島さんの演技が最高に思えた。
ルイーズ役の堀内さんは、相変わらず好きにはなれない。有頂天ホテルの人だと知ってなおさら。嫌いじゃないんだけど、というか今回の芝居ではこの「嫌いじゃない」というのが好きになれない原因のような気がする。私は、「私は丸裸だ!」と宣言できる人から魅力を感じないみたい。

このコンフィダントという芝居が本当は何をテーマにして何を問いかけているのか、正直わかっていないんだけど、芸術家という種類の人間に友情なんていらないんじゃないかと思えてくる。でもコンフィダントという存在は必要なんだろうなと思う。ただ、それは友達ではないし、友達がどういうものかなんて考えることなんてないだろうと思うのです。芸術に生きるならね。でも本人はそんなことはわからないし、ラストシーンは、あの瞬間は偽りではなかったと思うだけどな。形の上だけだとしてもな。
いやあ、しかしゴッホの残酷さったらないよ。私は本当にああいう人に弱いし、何でも言うこと聞いてしまう。けどいざとなると怖くなるから逃げるんだよ。でも弱い。真面目に弱い。他に好きな人がいてもです。貢ぐタイプで駄目だなぁ。